韓国ドラマシュルプ感想・レビュー!子を守るために戦う母の愛と駆け引きの物語!シュルプの持つ意味が深い!
”母~~~~”
いつの時代も偉大さ変わらん...。
やりが飛んできそうな嵐の中で母は子を守れるか?
まさにやりが飛んできそうな嵐が王宮内。
生き抜くことさえ過酷なドロドロな世界で、母・王妃としての生きざまを描いた作品。
史劇だけど現代にも通ずる
「親としての悩みや憤り」
「子を守るため奮闘する姿」
がギュッと詰まっていて同じ母として共感だらけの作品でした。
ただただ優しいだけでは通用しない子育て。
ときに叱責、そしてグッと思いを飲んで突き放さないといけないときも。
母の”強さ”がこの作品に描かれています。
タイトルに秘められた意味についても触れながら感想・レビュー行きます!
シュルプ 作品情報
タイトル | シュルプ |
韓国タイトル | 슈룹 |
英題 | Under the Queen’s Umbrella |
演出 | キム・ヒョンシク |
放送話数 | 全16話 |
脚本 | パク・バラ |
キャスト | キム・ヘス ムン・サンミンほか |
日本配信 | NETFLIX |
あらすじ
韓国宮廷を舞台に繰り広げられる王妃(母)子育て奮闘記
ブチギレそうになりながらも、個性あふれる皇子(息子)たちを守るため、欲望まみれの宮廷で孤軍奮闘。
権力争いの嵐の中で子を守るには…。
強い愛情と知的さを武器に立ち向かう王妃
ときに爆笑、ときにホロっと涙する波乱万丈子育て時代劇
シュルプ 感想・レビュー
優しいだけではだめですか?
ダメです。
聞いたら王妃に言われそう。
母、王妃としての力強さを感じためっちゃかっこいい作品でした。
宮廷内がドロッドロ過ぎて優しいだけでは守り切れない世界。
王妃には5人息子がいるんだけど、揃いも揃ってアホみたいにクセ強すぎ。
- 何するかわからない自由人
(いい加減にしやがれ)
- 知的でめっちゃ頭いいけど危なっかしい子
(君はいつもどこにいるんだい?)
- 優しさが過ぎる子
(もうちょいガツガツ行きましょか?)
母「君らもうちょい落ち着いてくれん?」
息子「あ~それは…ちょっと無理やな」
な構図。
十人十色兄弟を育てる王妃で母のファリョン。
甘やかせば調子にのり、厳しくすればふさぎ込む。
八方ふさがりで悩む王妃の姿が自分と重なる。
そこにプラスされる宮廷内の陰謀。
王妃の息子=王の息子ってことで狙われまくりの日常。
すくすく育てているだけでは、己の身は守れん。
ドロドロな宮廷で生き残るためには?
王妃の前には、欲望にまみれた側室やお役人たちがゾ~ロゾロいて。(胸糞悪)
でも王妃母ちゃんはつぇ~の!
息子を守ろうと脳フル回転。
どうやって苦難を乗り越えるか?
ドキドキハラハラ先の見えない鬼気迫る展開は、大きな見どころ。
史劇が得意じゃないわたしがハマれたのは、現代の子育てにも通ずるテーマを扱っていたから。
もしかしたら史劇が苦手な人でもこれは見れるかも!?
- 子ども一人一人に向き合った育て方とは?
- 厳しくか…優しくか…見守るか…
「この子は甘えん坊だから厳しく育てた方がいいかも」と思っていても、周りの声を聞けば本当にこれでいいのかと悩む。
いつどの時代どんな立場でも、子を育てる難しさは変わらないと教えてくれました。
母の愛に勝るものはない
これに尽きるよ。
子を守りぬく為
思考をこらし
グッと涙をこらえ
必要とあらば自ら手を離す
子からしたら見放されたと感じるかもしれん。
でもこれ全部母の愛なんよな。
ずっと母が守ってあげられるわけじゃない。
子どもがもしも苦境に立たされたとき、自分の足で立って進めるのが1番。
母としてどこまで手を差し出すべきか?
はたまた、手を離すべきか?
子育てのあり方を教えてくれるのが「シュルプ」でした。
「シュルプ」タイトルの意味が深い!!
韓国タイトル「슈룹(雨傘)」
させば雨を防ぐことができる傘。
この傘の意味を知った時の衝撃ったらありゃしない。
権力争い・だまし合い・ののしり合いの宮廷内。
雨なら全然可愛い。
やりまで降ってきそうな宮廷。
そんな宮廷内で皇子(息子)を守ってくれる傘が王妃(母の愛)。
傘は雨風を防いでくれるけど、ときにはちょっと濡れて我慢しなきゃなことも。
奥の深いタイトルに感動すら覚えます。
シュルプ キャスト
ファリョン王妃 役 キム・ヘス
王妃で6人息子の母
子を守るためなら容赦なし
破天荒王妃
大妃 役 キム・へスク
大妃であり王の母であり王妃の姑で皇子たちの祖母
どアップで映ったらひっくり返りそうな迫力
宮廷の裏ボス
王 役 チェ・ウォニョン
王でありファリョンの夫であり息子の父
民を愛する聖人君主
なんであんなに側室作った?
ウィソン世子 役 ペ・イニョク
王と王妃の長男で世子
知的で聡明、武術も達者、さらに母思いの完璧息子
かっこよい。
(左上)
ソンナム大君役 ムン・サンミン
王と王妃の次男
イケメンクール。感情表現が乏しい
何考えてるかよくわからない自由で危なっかしい性格
(右上)
ムアン大君 役 ユン・サンヒョン
王と王妃の三男
王妃にとって不安しかない手のかかる息子
基本トラブルしか起こさない
叱られても開き直りの早い軽い性格
(下)
ケソン大君 役 ユ・ソンホ
王と王妃の四男
芸術肌をもつ落ち着いた性格
手がかかる皇子たちの中で母が信頼を置く息子
- イリョン大君 役 パク・ハジュン
王と王妃の5男
末っ子皇子で発明品に目がない息子
- ファン貴人 役 オク・ジャヨン
王の側室
常に落ち着いていて上品。だがしかし、たまに顔出すこっわな一面。
- テ昭容 役 キム・ガウン
王の側室
明るく元気で楽しい天真爛漫な性格。息子が超優秀。
- コ貴人 役 ウ・ジョンウォン
王の側室
常に息子是が非でも息子な息子が第一の性格。
- ウィソン君 役 カン・チャニ
ファン貴人の息子
イケメンで出来もいいが、かなり鼻につく性格
見てるだけでイライラする
- ポゴム君 役 キム・ミンギ
テ昭容の息子
知的で成績優秀、母思いの優しい皇子
- シムソ 君 ムン・ソンヒョン
コ貴人の息子
心が優しい分、神経質な性格。自己肯定感、激低
まとめ
ただ優しくするだけじゃダメ。
ときに厳しく、ときに手を離す勇気を…
「母としての愛」を教えてくれる作品でした。
いやぁホントに母って大変…。
手を離す愛ってできそうでできん。
わかっちゃいるけどできん。
王妃見習ってわたしも頑張らねばなと思います。
ファイティン!
それでは、
最後までご覧いただきありがとうございました~♬